【第一回】歯肉炎ってどんな病気?
皆さんは「歯肉炎」とはどのような病気かご存じですか?
今回は、歯肉炎の原因とは何なのか、歯肉炎と歯周炎は何が違うのかなど、歯肉炎について詳しく解説していきます。
① 歯肉炎と歯周炎の違い
「歯肉炎」とは歯ぐきだけが炎症を起こしている状態、「歯周炎」とは歯肉炎が進行し歯を支えている骨まで炎症を起こしている状態です。
この2つの大きな違いは、骨が炎症を起こしているかどうか、つまり骨が溶けてなくなっているかが大きく違います。

② 歯肉炎の原因とは?
歯肉炎の原因は、磨き残した歯垢(プラーク)です。プラークとは細菌の塊で、プラーク1mgの中におよそ1億個の細菌が存在すると言われています。
歯磨きをしっかりと行わずに、磨き残したプラークが歯についた状態が続くと約1〜3週間で歯肉炎を引き起こします。

③ 歯肉炎を治すには?
歯肉炎は、原因となるプラークが存在すれば年齢問わず小さなお子様でもなる病気です。適切な歯磨きや歯科医院でのクリーニングを行いプラークを除去すれば、約1週間で歯ぐきの炎症がなくなり健康な歯ぐきへと戻ります。
しかしご自身で歯磨きがしっかりと出来ているか確認をすることは、難しい事だと思います。

④ 最後に
当院では歯のクリーニングだけでなく、適切な歯磨き方法の指導や患者様ひとりひとりに合わせた歯ブラシや歯磨き粉の処方行っています。歯肉炎が進行する前に、歯ぐきの検査やクリーニングを行いませんか?ご来院、お待ちしております!
次回は、歯肉炎が歯周炎へと変化する原因や治療方法などについて説明したいと思います。
