そのため、入れ歯作成する際には
・入れ歯を本当に入れるべき状態かどうか
・残っている歯や歯ぐきを保存するために
どういった形の入れ歯にするべきか
をよく診査する必要があります。
入れ歯は大きくすると違和感が強いという理由で必要以上に小さくしてしまうと、金具がかかる歯の寿命を短くしてしまうことがあります。
残存歯をできるだけ痛めずに、長期的に安定した食事しやすい入れ歯を作りましょう!
部分入れ歯を今まで入れたことある方は、部分入れ歯を選択するときに歯を削らないというメリットが決め手になった方も多いと思います。
実際にこれはメリットではあります。ですが入れ歯の金具(クラスプ)がかかる歯は汚れが溜まりやすくなり、入れ歯を安定させるために本来かからない有害な力がかかります。
そのため、研究を報告した論文では入れ歯の金具がかかる歯は、ブリッジやインプラントと比較して将来的な生存率が最も悪いと報告されています。
<参考文献>
Takanari Miyamoto, Steven M Morgano, Takashi Kumagai, Judith A Jones, Martha E Nunn. Treatment history of teeth in relation to the longevity of the teeth and their restorations: outcomes of teeth treated and maintained for 15 years. J Prosthet Dent. 2007 Mar;97(3):150-6.
そのため、入れ歯作成する際には
・入れ歯を本当に入れるべき状態かどうか
・残っている歯や歯ぐきを保存するために
どういった形の入れ歯にするべきか
をよく診査する必要があります。
入れ歯は大きくすると違和感が強いという理由で必要以上に小さくしてしまうと、金具がかかる歯の寿命を短くしてしまうことがあります。
残存歯をできるだけ痛めずに、長期的に安定した食事しやすい入れ歯を作りましょう!
左下の歯の痛みを主訴に来院された方です。
左下奥歯2本の欠損部分に対して、手前2本に金具がかかる入れ歯を他院にて数年前に作成して装着されていました。
奥歯2本分に対しての入れ歯を、このような手前の歯のみで支えるコンパクトな設計にしてしまうと、有害な力が手前の歯に集中してしまいます。
結果左下の4番目の歯の根が破折していました。この歯は残すことができないため抜歯となります。
このように、入れ歯を小さくしすぎると不快感は軽減されますが、その分支える歯への負担が増えこのるため、将来的な歯の損失リスクは高まってしまいます。
入れ歯は慣れるために多少の訓練は必要です。
もし慣れなかった場合は、金属の材料でより薄く適合の良い不快感の少ない入れ歯に作り替えることも可能です。(自費診療になります。)
入れ歯で何かお悩みがありましたら、ぜひ一度当院までご連絡ください。
西永福駅前歯科・矯正歯科では虫歯治療から美しい歯を実現する審美歯科(歯のセラミック)やホワイトニング、歯を失ってしまった方へのインプラントや入れ歯まで総合診療を提供いたしております。
急な痛みや取れた外れたなどお口の中で何かお困りのことございましたらお気軽にご相談下さい。