歯が黄色いかも!と思ったら歯医者へ行こう

初めに

笑った時に見える口元に、きらっと輝く白い歯は誰もが憧れる魅力的なものです。
歯は人の第一印象を左右するほど、目が行くポイントです。黄ばみを気にして思いっきり笑えないのは辛いですよね。
では歯の黄ばみはどうして起こるの?自分で防ぐ方法はあるの?その原因や対処法などをご説明します。

黄ばみの原因は?

個人差はありますが、そもそも永久歯は若干黄色がかっています。

歯の構造は、表面はツルツルしていて半透明で硬さのあるエナメル質と、その内側にはエナメル質よりも柔らかく、黄色味を帯びている象牙質(ぞうげしつ)があります。
他にも、よく「歯の神経」と呼ばれる歯髄(しずい)や、歯の根っこを覆っているセメント質などもありますが、歯の黄ばみはこの象牙質の色が、エナメル質から透けることによるものです。そのため、もともとの象牙質の色味が濃い方ほど、歯の黄ばみが強く出ます。
これを踏まえたうえで、歯の黄ばみの原因をご説明します。

歯の黄ばみの原因

年齢によるもの

お子さまがいらっしゃるご家庭で、乳歯が抜けて永久歯がはえてきたら歯が黄色い!?と心配される方がたまにいらっしゃいます。
永久歯は乳歯よりも歯の内部である象牙質が厚く、それに比べて乳歯は象牙質が薄いのが特徴です。そのため、永久歯の方がエナメル質越しに見える象牙質の厚みの分、色が濃く見えるのです。

また、歯の黄ばみは加齢による変化も見られます。日々かみ合うことで歯がすり減り、エナメル質がより薄くなり、逆にセメント質は加齢とともに厚くなるのでより黄ばみが目立つようになり、気にされる方も増えます。

外因的な要因によるもの

コーヒー、紅茶、お茶、ワインなどに含まれる成分のポリフェノールや、たばこのヤニによって歯の表面に着色汚れが付きます。
これらはそのまま付いたわけではなく、唾液の中のたんぱく質と結びつくことによって付いてしまうため、歯磨きでは落とすことが困難です。歯の表面に外部的な影響で付く着色はステインと呼ばれますが、別のもので例えると湯のみに茶渋が付くようなイメージです。
これらが原因で歯の黄ばみや、茶色く汚れが付いてしまう場合があります。

虫歯や磨き残しによるもの

磨き残しである歯垢(プラーク)は、細菌が繁殖したかたまりであり、乳白色から黄色味がかっているものもあるため、これらが付着していると歯が黄ばんで見えてしまいます。そしてこのプラークが付くことにより、先ほど挙げた外因的な要因である飲み物などでの着色が、さらに付きやすくなります。
また、プラークから酸が出ることによって、歯の表面が溶け出していきます。その溶け出した部分が黄色味がかった色~茶色に見えるようになるため、これも歯の黄ばみが気になる原因のひとつと言えます。

虫歯とプラークコントロール

薬の影響によるもの

主にテトラサイクリン系の抗生物質を妊娠中・授乳中など、歯の形成される時期に服用されていた場合の副作用として起こり得ます。歯の象牙質に影響し、見た目には全体的にグレー~黄色がかったり、縞模様が出たりすることが多いです。 昔は風邪薬として処方されることがありこのようなことが起きていましたが、現在はテトラサイクリン系による歯への影響が周知されているため、この処方は少なくなりました。

神経のない歯によるもの

虫歯の進行度によっては歯の神経が死んでしまっていたり、歯の神経をとって治療する場合があります。
このように何らかの理由で神経がなくなってしまった歯は、その影響によりだんだんとグレー~黄みがかった色に変わってしまいます。

歯の黄ばみを防ぐにはどうしたらいい?

まず、外因的な要因における着色汚れは、歯科医院での歯のクリーニングで落とすことができる場合が多いです。専用の機械や器具を使うことにより、飲み物やたばこのヤニによる着色汚れを落とすことができます。
さらに、定期的にクリーニングを行うことで歯の表面をツルツルに保ち、着色汚れが付きにくくなるようにすることもできます。

併せて歯石の除去や、虫歯の早期発見・治療によって歯の黄ばみを予防することも大切です。
しかし、着色汚れが付いた歯のクリーニングは、ご自身の歯本来の色に戻すことが目的であるため、歯そのものの色が明るくなることとは違います。加齢やもともとの歯の色の濃さが原因においては、歯のホワイトニングが有効である場合が多いです。歯の黄ばみが気になる場合は、一度全体的なクリーニングをして着色汚れを落としたうえで、ホワイトニングをするかしないかを判断するのがいいでしょう。

そして、薬の副作用における歯の色にもホワイトニングは可能です。
軽度の場合は比較的に効果が期待できますが、着色の度合いにより縞模様が出ている場合はどうしても残ってしまいます。そのため、全体の歯が白くなるというよりは、そのものの色や模様がワントーン、ツートーンほど少し明るくなるようなイメージになります。

また、神経をとっている歯の色が気になる場合には、神経が生きている歯と比べると白くなりにくい場合があります。一般的なホワイトニングではなく他の方法で白くするという手段も検討が必要でしょう。
歯全体を統一して白くしたいとご希望の場合は、ホワイトニング以外の選択肢を含めて歯科医師とご相談しながら方針を決めていくことをおすすめします。

歯のクリーニング ホワイトニング

気になる歯の黄ばみのホワイトニング方法は?

ホワイトニングにも種類があり、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングがあります。

オフィスホワイトニングは歯科医院で歯にホワイトニング剤を塗布し、LEDを照射してホワイトニングを行うため短時間で済みます。比べてホームホワイトニングは、マウスピースのような専用のトレーを作製し、その中にホワイトニング剤を入れ、お口にはめることによってご自宅で手軽にホワイトニングをすることができます。
そしてオフィスホワイトニングとホームホワイトニングを併用することでより白く、効果が長持ちするとされるデュアルホワイトニングという方法もあります。

まとめ

ご自分の歯の白さを取り戻したいという場合には、まずはクリーニングを行うことがおすすめです。
歯そのものの色を白くしたい場合にはホワイトニングが有効です。オフィスホワイトニングにもホームホワイトニングにもメリットとデメリットがあります。歯科医師・歯科衛生士とご相談しながら、お一人お一人のライフスタイルを考慮しつつ、適した方法でホワイトニングをされることをおすすめします。

また、ホワイトニングは永久的なものではありません。だんだんと日々の着色が蓄積され、自身の歯の色へと戻ろうとしていきます。ご家庭でもホワイトニング効果のある歯磨き粉を使用したり、ホワイトニング後もその白さを保つためには、定期的なクリーニングが大切です。

歯の黄ばみが気になったら、まずはご相談ください。

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